2011年2月20日更新

「べトナムのIT事情　は　どうなの？」

というご質問を、特に最近、受ける事が多いです。

ビルゲイツ氏、ベトナムに来ました！
しかも、2回目の再訪！
多額の寄付をしていただきました！

ベトナムでは現在、違法コピーソフトウェアへの意識を高め中です。
ハノイ市やホーチミン市などの都市部以外でも、
ソフトウェアのコピーもの（海賊版・クラック版）が大量に出回っています。
CD1枚で8000ドンという値段です。
ちなみにコカコーラ1本が3000ドンというベトナムの物価水準です。
非常に安いです。CD-R一枚の原価が2000〜3000ドンです。
Windows98,2000,XP,Vista,Mac OSなどのOSから、
Office97,2000,XP,2003,2007の最新版まで、
8000ドンです。
Visual Studio　や、　ツール類、Photoshop ,Illustrator　CS3も、
堂々と売られています。
ゲームも、海外経由のクラック版が、非常に多く出回っています。


”ソフトウェアの価値””著作権”という概念がまだ無い国です。
今後、自分達でソフトウェアを作成していく中で、著作物への価値を認識してくれればよいのですが。
このままでは、ベトナム人達は、自分で自分の首を絞める事になるかと思います。

有料ソフトウェアを使わずに、
フリーソフトを使えばいいのに、
横着をするところ、横並び思想で、”人と同じモノがいい”という考えのベトナム人らしいです。
Windowsを使わずに、Linuxを用いたり、独自OSを開発する、
またOffice　Suiteを使うなど、世間の有志プログラマの力を借りればいいのに。
なぜ、海賊版を使うのでしょう！？
「このOffice2007、すごいぜ！」と喜ぶベトナムの人々、なぜなのでしょう？
雑誌などメディアが、Windowsばかり取り上げるからでしょうか？

ラジオで、「Sun　JAVAがうんたら〜」というニュースも流れる事がありますが、
基本的に、ソフトウェア開発の現場では、
Visual Studio系（Windows系）言語、C#,VB.netなどを用いて開発しています。
VC,J#使いも結構いるようです。
Windowsベッタリです。
本屋には、それら言語の解説書が並んでいますが、
分量は多くないです。技術レベルも、個々の差がありますが、さほどでもないです。
最近は、PHP,Java Script等スクリプト言語や、Web系言語の本もで始めましたが、
主流ではありません。

技術専門の
webサイトも、数が多くありません。
盛んに更新されるのは、クラック・コピー情報サイトです。
人も集まります。


ベトナム人、早く気づいて！